【簡易版】小論文の書き方

はじめに

「小論文」という言葉を聞いて、あなたはどう感じるだろうか。

この時点ですでに蕁麻疹が出るほど嫌いなのであれば、おめでとう。これから始まる長ったらしい文章を読んでも、多少なりとも得られるモノがあるだろう。逆に、そこまで苦だと感じない人については……ここで読むのをやめておいたほうがいい。おおよそ時間を浪費するだけに終わると思う。

さて、タイトルにある通り、ここでは小論文を書く上で必要な知識や技能についてまとめていく。とはいえ、小論文というのはこれまでの人生の積み重ねの影響が大きいため(これはあくまで私の考えであるが)、一朝一夕でどうにかなるほど甘いものではない。

今回は、最低限これだけは押さえておいたほうがいい事項について触れていく。要は、出来はどうあれ採点はしてくれるギリギリのラインを超えるための知識だ。これらを守ってさえいれば、読むに堪えない酷い有様にはならないと思う。

第1章:絶対守るべきルール

ここで触れるのは、小論文を書く上で絶対に守らなければならない最低限のルールになる。正直、この程度のことについて触れる必要性は薄いのかもしれないが、小論文のルールについて論じていくうえで省いてしまうのもどうかと思うものでもある。もし知らなかったルールがあったなら、この際で構わないので必ず覚えてもらいたい。

一つ一つ触れて面倒なので、まずはブロックにまとめよう。

  • 指定文字数を超えること
  • 文体を統一すること
  • では、一つ一つ見ていこう。

    「指定された文字数を守るなんて当たり前。」

    そう思う人は多いだろう。しかし、これを守ることが出来なければ、採点の場に立つことすら許されない。”基本が一番大事”ということを、よく表しているといって良いだろう。

    困る場面としては、「○○字程度で論じなさい」の時だろうか。「いったいどれくらい書けばいいのかを明記しろ!」と消費者庁に訴えたくなるような問題文だが、これには暗黙のルールが存在する。それは、提示された文字数の±10%を目安にすることだ。というか、問題文によっていろいろとルールがあるらしい。せっかくなので、以下に書いておく。

  • ~~以上~~以内:その範囲内に収めればよい
  • ~~以上:既定の文字数+10%
  • ~~以内:既定の文字数ー10%
  • ~~程度:既定の文字数±10%
  • 上記の文字数を目安にすることで、少なくとも採点はしてもらえるだろう。あと気にしなければならないのは、解答用紙に氏名や受験番号等が未記入の場合のみである。まあ、そんな世にも恐ろしい失敗を起こす者がいるとは思っていないが。

    ……いないよね?

    文体の統一。そう聞いて、「あ、これのことか」とすぐにわかる人は、少なくともこの部分を読む必要はないかもしれない。逆に、何を言ってるのかわからない人は、自身がかなり危険な状態にあるということを自覚したほうがいい内容でもある。

    ではここで、おなじみchat-GPTさんに、わかりやすく説明してもらおう。

    「ですます調」や「である調」は、日本語の文章における文体の一種です。それぞれの調には異なる特徴や用途があり、文章のトーンや読者に与える印象が変わります。

    ですます調

    ですます調は、丁寧で柔らかい印象を与える文体です。主に日常会話や親しみやすさを求める文章で使用されます。例として、以下の特徴があります。

    である調

    である調は、硬くしっかりとした印象を与える文体です。主に論理的で公的な文章で使用されます。以下の特徴があります。

    使い分け

    「ですます調」と「である調」は、文章の目的や読者に応じて使い分けます。例えば、カジュアルなブログや会話調の説明書では「ですます調」が好まれる一方、正式な報告書や論文では「である調」が適しています。また、どちらの文体も混ぜないようにすることが一般的です。

    小論文やレポートなどの場面では、である調を用いたほうが良いとされている。上にも書いた通り、事実や首長を簡単に伝えることができるためだ。とはいえ、本当に少数ではあるが、ですます調を用いる人も存在している。

    まあ、正直私からすればどちらでも構わないのだが、一つだけ言いたいことがある。

    絶対に2つを混ぜるな

    第2章:構成

    論理的な文章を作るには、文章構成が大きく影響する。構成が崩壊した文章は、他者に苦痛を与えることのできる兵器だと断言できる。たかだか文章ごときで檻にぶち込まれるのは勘弁願いたいものだ。

    では、どのような構成が望ましいか。人によって様々な方法が存在するが、私は下記の2パターンを使い分けている。

    200字程度の場合:2部構成

    1.結論:主張

    2.根拠

    400字以上の場合:4部構成

    1.問題提起:今から何について書くのか、話題を提示する

    2.意見提示:ここで反対意見に触れる

    3.意見展開:ここで主張を述べる

    4. 結 論 

    言ってしまうとこれだけなのだが、流石に簡潔すぎる。多少なりとも掘り下げておこう。

    まず、自身の意見は先に述べておいた方が良い。他人の話や文章というのは基本的に面白くなく、特に文章を読むというのは辛い。その大前提を念頭に置き、確実に読み手に主張を届けられそうなのは、文頭に書くしかないだ。

    先に結論を述べる手法は、読み手だけでなく書き手側にも有利な点がある。それは論点がずれにくくなるということだ。小論文でありがちな失敗は、論点がずれてしまって何が言いたいのかわからなくなってしまうことだが、あらかじめ何を言いたいのかをはっきりさせることで、あっちこっちに話が飛んでいかなくなる。

    ほかには、主張を一つに絞るというのも有効な対策だろう。主張をたくさん書くというのは、問題文に対して考えを深められているように見えて、実は一つ一つに意見が薄味になって逆効果になってしまう。あれもこれもと詰め込んでしまうと、いろんな主張が乱雑に放置された、読むに堪えない文章になるのだ。逆に、論点を一つに絞ることで、主張が濃くなっていく。主張の一貫性も演出できるうえに、読み手にもわかりやすい。互いにとってwin-winな関係の文章を作ることができるのだ。

    第3章:問題提起の立て方とは?

    第2章では”構成の組み方”を示したが、いざ実践してみるとどこかしらで苦手だと感じる部分があるだろう。特に、なまじ文章がある程度かけるだけの力がある人であれば、問題提起で息詰まると思う。かくいう私も苦手な場所なので、ピンポイントで考えてみたい。

    『問題提起』の構成を以下にまとめてみた。先に提示しておこう。

    1.定義づけ・現状分析

    2.分析することで見えてきた利点と欠点に触れる

    3.Yes or No で答えられる問題を示す(例:「~~すべきだろうか」)

    太字で書いた内容は欠かせない。逆に言うと、1と3さえ書ければ上出来である。

    小論文でありがちな「~~について、あなたの考えを述べなさい」という問題。私は一行感想問題と呼んでいるが、この一行問題が提示するテーマは、非常に範囲が広い。そのため、何から手を付けたらいいかわからなり、筆が止まってしまうことが多い。しかしこの一行感想問題、裏を返せばテーマに沿ってさえいれば、あとはこちらで論点を決めていいということでもある。『定義づけ』とはすなわち、「今から私は○○について話しますよ」と示すことなのだ。

    現状分析のやり方は後ほど改めて示すとして、『Yes or No で答えられる問題を示す』について触れたいが、慣れてしまえばそこまで難しくはない。定義づけと現状分析、果てはその後の主張や根拠について考えられていれば、自ずと決まるからである。

    私にできる助言があるとするなら、それは賛否両論ある問題を示したほうがいいということだろう。その理由は単純で、主張を深めやすいからだ。別にこれ以上書かなくてもわかるかと思うので、詳細は割愛する。

    第4章:現状分析はマジカルバナナ

    「ほかの場所でも見たことあるぞ」と思った方は鋭い。使いまわしだ。

    そもそもマジカルバナナとは何か、その定義について改めて確認しておこう。ジェネレーション・ギャップというのは恐ろしいもので、いつかマジカルバナナを知らない世代がやってくるかもしれないのだ。とはいえ説明するのも難しいので、おなじみ”chat-GPT"に聞いてみようと思う。

    マジカルバナナの説明

    マジカルバナナは、日本で人気のある言葉遊びの一種です。リズムに合わせて単語を連想し、次々とつなげていくゲームで、テンポよく進めることが求められます。主に子どもたちの遊びや、コミュニケーションのきっかけとして使われることが多いです。

    基本ルール: 重要なポイント: 効果・目的:

    ここでも述べられているように、マジカルバナナには、連想力を向上させる効果がある。この連想力というのは小論文やスピーチ原稿を書いていく中で最も重要な力である。

    設定したテーマを深堀していくなかで陥りがちな問題として、「書くことが見つからない・思いつかない」といったものである。これを読んでいる人の中にも、思い当たる節があるだろう。かくいう私も、今ではそこまで陥ることはないが、確かにある経験だ。その解決として、関連する言葉や事柄を連想していくやり方がある。それが所謂”マジカルバナナ”だ。

    マジカルバナナを用いることで、内容に深みが出る。また、その過程で様々な視点から連想していくので、客観的かつ多角的な視点を養うこともできる。これからの人生においても、役立つ場面は多いだろう。

    One step at a time.